
しびれを感じると神経が原因だと考えることが多いですが、しびれの原因の多くは血流が悪くなることによって起きています。ここでは、腕のしびれの原因と、私たちがどのようにして腕のしびれを改善しているのかについて書きます。
神経を圧迫しても痛みやしびれは生じない
「神経に触る」、「神経に当たる」などの表現があるように、私たちは神経が直接痛みやしびれを感じていると考えがちですが、実は神経そのものは痛みやしびれを感じることはないのです。神経の役割をわかりやすく表現すると、電線と同じです。電気によって情報を伝達する。それが神経の役割です。電線を踏んだり、曲げたりしても何も起きませんよね。それと同じで神経を圧迫したり、直接触ったところで何か起こるわけではないのです。もし神経を圧迫して何か起きてしまうのであれば、神経は正常な信号を届けることができなくなってしまうので、正しい情報を届けるという役割を全うできなくなってしまいます。
滋賀医科大学で、バルーンカテーテルを利用して神経を圧迫する実験をしたそうですが、結果は「痛みやしびれは生じない」でした。
痛みやしびれを感じているのは神経が正常な証拠
私たちが痛みやしびれなどを感じるためには、痛みやしびれを感じるメカニズムを通して、その信号が神経を伝って脳に伝わることによって感じています。逆に言うと痛みやしびれを感じることができているのであれば、神経は正常な働きをしていると言うことになります。神経で気をつけなければいけないのは断線した時、つまり信号が届けられなくなった時です。感覚の麻痺や筋肉に力が入らなくなるなどの症状が出た場合は、神経が断裂、もしくは断裂しかかっている可能性が非常に高いので、急いで処置する必要があります。
しびれは血流不足が原因
しびれの原因が神経でないのであれば、何がしびれを引き起こしているのでしょうか。身近な例で一番わかりやすいのは正座をした時です。正座をした後は、少しでも触れられるとしびれが強く出てしまいますよね。正座をすることによって血流が悪くなると、体は血流を良くするための化学物質を生成し始めます。この物質が痛みやしびれを感じさせる物質でもあるのです。
腕のしびれもほとんどのケースで血流不足から発生します。正座の場合は血流が悪くなっているのは分かるのですが、ではどうして腕は血流が悪くなってしまうのでしょうか。
筋肉が硬くロックすると血流が悪くなる
筋肉が硬くロックしている状態というのは、力を抜こうとしても筋肉に力が入ったままです。力が入っている時の筋肉は「太く」「硬く」なっています。そのような筋肉が増えてくると血管を圧迫し始めます。血管が圧迫されると血流が悪くなりますので、痛みやしびれが発生しやくなります。
胸鎖乳突筋、小胸筋という筋肉の下をちょうど腕に向かう(あるいは腕から戻ってくる)血管が通っていますので、これらの筋肉がロックすると、腕全体の血流が悪くなり、しびれや痛み、冷えを感じやすくなります。
マッサージやストレッチでは根本改善しない
筋肉のロックを解除しようとしてマッサージやストレッチをしても、一時的な改善にしかならない可能性が高いです。なぜならマッサージやストレッチは筋肉のロックする仕組みにアプローチできていないからです。
筋肉ロックは、筋肉の「守る仕組み」が働きすぎて発生しています。この守る仕組みを解除しないことには、根本的に改善することはないのです。
色々試してもなかなか腕のしびれが改善しない方は
色々と試しても、腕のしびれが改善しないという方は、以下のことに該当しませんか
- 筋肉は刺激を加えたり、伸ばすと柔らかくなると思っている
- 偏った食生活
- 腕の筋肉だけにアプローチしている
もし、色々と試してみても腕のしびれが改善しなかった方は、一度私たちの施術、「ミオンパシー(筋肉療法)」を受けてみてください。
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